2011年03月10日
偏光サングラスの価値
本当はバイブレーションでトラウトは釣れるのか・・・
といった事を書こうと思っていたのですが、
ちょっと没ネタっぽかったので・・・
今回は私なりの偏光グラスについてのお話しです。

当たり前の事を長々書いてますので、
退屈でもいいよ・・・
という気が長く優しい方のみどうぞ。
といった事を書こうと思っていたのですが、
ちょっと没ネタっぽかったので・・・
今回は私なりの偏光グラスについてのお話しです。
当たり前の事を長々書いてますので、
退屈でもいいよ・・・
という気が長く優しい方のみどうぞ。
今では釣りの際に欠かせない釣り具の一員となった偏光グラスですが、
一昔前までは高価な物ばかりだった為、モドキで我慢していた方も
多かった事と思います。
事実、私も昔はその一人でした・・・
偏光度/透過率が高く更に疲れにくい高級品はまだまだ高価ではありますが、
性能的には十分でリーズナブルなものも最近では多くなってきました。
それは、釣り人のニーズが高まり普及した事はいうまでもありませんが、
物理的な武器として有効である事が認知され、釣り具の一部として、
当たり前の位置付けとなった事にもあるかと思います。
業者としてもライフジャケットや帽子等と同様に安全を歌い、
水中が見えるサングラスでルアーなどから目を守る事を前提としながらも、
お洒落でスマート(都会的?)をキャッチフレーズ?に
新たに釣り具として手掛け出した事が、普及に拍車を掛けた事も事実です。
※従来の・・・汚い、ダサい、おじさんくさい、釣りのイメージを
変える事が業界の宿命でもありましたから。。。
つまり魚や釣りの種類を問わず、現在は釣り(業界含む)自体に
必要なアイテムとなっています。
私が偏光グラスに有効性を感じたのは、実はトラウトではなく、
それよりも前の「へら」、「バス」、「磯釣り」においてでした。
へらでは浮きの小さな目盛の動きが重要であり、長い竿を使う時は、
6m以上も先にある一目盛5mm~1cm程度の目盛を凝視する必要があります。
目盛は見やすくする様に色を変えてあり、その中で蛍光レッド、
蛍光イエローがメインの場所に塗られています。
偏光グラスでは、主にその蛍光レッドが主にクッキリ見える事が、
当たりや、エサの状態、魚の状態を知る重要な役目であり、
逆にそのレッドが明確になる為、その他の目盛も見やすくなります。
又、太陽を正面にした時などは、ウキが見えないほどの逆光となりますが、
水面のギラツキを含め、偏光グラスはそれを軽減してくれます。
裸眼では到底釣りになりませんが、冬の釣りは正面に太陽を浴びる位置が
暖かいので、如何に偏光グラスが重要かが分かります。
バス釣りでは、水中の地形や障害物(ストラクチャー)、ウィード等を
探す事が重要となり、魚探と同様に偏光グラスは無くてはならない物と
なっています。
勿論、釣りの際にルアー自体を見やすくしたり、
サイトで魚を直接見つける事にも重宝します。
磯釣りでは、潮の流れや水中の様子を偏光グラスは伝え、撒き餌と食わせ餌
の同調具合を見たり、水中ウキを見る為に欠かせません。
特に海の太陽の光は強烈で、常に波のギラツキのある海面をクリアにするには
偏光グラス無しでは語れないでしょう。堤防際の落とし込みやフカセ釣りでも
同様の事が言えます。
私は元々体の色素が薄い事もあり、目が光に弱いので、
運転を含め、サングラスを掛ける事が多いのですが、釣りにおいても
欠かす事が出来ません。
コンタクトレンズの私でも問題ありません。
今では専門店に頼めば、度付きレンズも作ってもらえる他、
フレームやレンズ自体、その人その人に応じたものを注文出来る様ですので、
お値段はそれなりになりますが、マイグラスをという方には良いかと思います。
実際高価になる程、びっくりするくらい水中が見え、
周りが明るく見え、非常に軽く、疲れ難いものが多いですね。
さて、皆がもう知ってる様な前置きを長々としてしまいましたが、
私なりの用途です・・・
現在、私はメインで2種類の偏光グラスをどんな釣りにも用意しています。
勿論、トラウトでも同様です。
良く使うのは、イエロー(イーズグリーン)で、
朝夕などのローライトコンデション時に明るく見え、
通常のコンディション時にもこれで通してしまう程、お気に入りです。
そしてもう一つは、ライトグレー(シルバーミラータイプ)。
これは、ハイライトコンディション、イーズグリーンでは厳しい時など、
逆光や、波のギラツキがきつい時に使用します。
特に真夏の日中帯は、こちらを使う事になります。
主には上記2点ですが、他にブラウン系も持ち合わせています。
勿論、ルアーの針などから目を守る、水中を見るなど当然の意味合いは
私にもありますが、私的にトラウトで重要視しているのは、以下の2点です。
一番重要視している・・・それはラインを見易くする事。
自己満足的な部分も多いのですが、
ラインの変化を見て掛けにいく釣りが好きだから・・・
ルアーを遠投して引いて来たラインが、張った瞬間に合わせる感覚・・・、
竿に出ない、ラインが不自然にたるんだ瞬間を目で見て合わせる快感・・・
食い当たりなのか、別の当たりなのかを目で見極める技術の向上・・・
私はサイト用の色付きラインとクリアーリーダーの組み合わせ、
クリア系ラインオンリーと、釣り場や、釣り方により使い分ける事があり、
視力が悪い事もありますが、クリアーは見やすく、色付きは更に見やすく
する事をメインに偏光グラスを選んでいます。
特に色付きはオレンジ系をメインとしているので、赤色が目立つ様、
ブラウン、イエロー系のレンズとする事が多いです。
透過率、偏光度は若干落ちる事になりますが、ローライトコンディションでは、
裸眼より明るく見える点においても重宝しています。
つまり明るいラインをよく見える様にして、ラインの変化(当たり)を楽しみたい。。。
二つ目は、魚の動きや向き、状態観察の為。
釣る前の情報として、釣り方により魚の状態を確認出来る事が、
事前情報の一部としてあります。
ルアーでの釣りは、魚の正面から引いてくるより、横方向や斜め後ろから
引く事が基本となりますので、それを確認する事も出来ます。
又、色物での釣りとしてミノーがありますが、前述のリトリーブコースも含め、
食わせるテクニックにおいて、水中の地形と魚の位置関係を確認出来る
メリットは大きく、その魚がルアーを食う魚なのか、動きや気配を探る点に
おいても、偏光グラスは重要な釣り具なのだなぁと思うのです。
無論、ルアー自体の泳ぎや、スピードによる動きを確認する点も見逃せませんね。
・・・と、釣りにおける偏光グラスの有効性は様々ですが、
実は私はその他に、景色を楽しむ為にも重宝しています。
釣りをしている時に見る風景もそうですが・・・
山の多い景色では、山の端がクッキリして綺麗に見えますし、
夕暮れ時の風景でのイエローレンズでは、より色の付いた夕暮れの景色を
楽しむ事が出来ます。釣り場の夕暮れやナイター、帰りの高速PAなどのライトは、
偏光越しに、スキー場ナイターのカクテルライトを思わせます。
また海のギラツキを抑えた風景は、普段と違って見え良いものです。
私にとっての変更グラスの価値は釣りだけに留まらず、
釣りをトータルに楽しむ為にあります。
釣りの行き帰りに風景を楽しむ。。。
それぐらいの余裕があった方が釣行自体も楽しいですからね。
今までただ何となく水中が見やすい、掛ける事がレギュレーションだから・・・
と思って偏光グラスを掛けている方は、自分なりの効果について考えると、
その価値が上がると思いますよ。
Posted by ryuu at 14:52│Comments(0)
│偏光グラスについて