【管釣り】 スピナーベイトとトラウトの相性

ryuu

2010年11月04日 10:30

最近、周りには気付かれない様にしていたのですが、
また少々体調が悪い日が続いており、若干無理していたせいもあり、
風邪をひいてしまった。

どうも周囲の状況に反応(打たれ弱いのだ)して、
心のバランスが崩れやすく、一旦崩れると体のバランスも崩れてしまい
体調が悪化してしまう様で、

医者からは出来るだけ気晴らしや、ストレス解消、
そして睡眠を多くとる様、言われた事があります。(鬱病は怖いからね)

で・・・、本日の様な秋晴れの休日はまことにもったいないが、
しかたなく家の中で休息という名でダウン中である。。。



さて、話題は大きく変わる。

まだ今ほど管理釣り場のレギュレーションが厳しくなかった頃、
バス釣りから入った私は、トラウト(魚)も興味を抱く共通点は何なのか
色々試行錯誤していた時に、あるものを試した事があります。








それは・・・




※前置き※
文中に出てくる画像と当文とは関係ありません。画像のルアーは市販品です。




まず、バスタックルの中から使えるものを選別し、使えそうなものを
色々試す事から始めました。

その中で、ロッドとリール、ラインシステムは、専用に近いものを
揃える方が断然有利だという事はすぐに分りましたが、

その頃のルアーに関しては、まだまだ昔からの鱒釣り王道である、
3g~5g位のスプーンと、スピナー、ミノーが中心で、

それ以外の専用ルアーはほとんど無く、渓流ルアーからの流用という感じでした。

一応管釣りブームの黎明期だった事もあり、ほどなくしてクラピーなどの
クランクがある事を知り、爆釣ルアーとしてそのシリーズの販売も充実するのに
それほど時間は掛かりませんでしたが、スプーンの充実進展に比べると、
クランク、ミノー、トップのペンシルベイト以外のルアーの充実は
なかなか進まなかった様に記憶しています。







私もあれこれ使えるものを試すのに試行錯誤していた訳ですが、
そんな中、1つのルアーに目が止まりました。


それは、小型のスピナーベイトでした。







バス釣りをやっていないと、こんなのでは釣れなさそうに感じるワイヤーベイトは、
私の中では逆に釣れて信頼出来るルアーの代表でした。







はたして、バス以外にも通用するのか・・・



そこで、まずはバス以外という事で、近種ではあるが、このルアーでは未知と思われる、
管理釣り場での大陸スズキ釣りで他魚種テストを実践してみました。

結果は、高反応。数匹釣る事が出来ました。
ま~バスもスズキも親戚だから結果は何となく分っていましたが・・・


気を良くして、レギュレーションが許されている某管理釣り場へ向かう事にしましたが、
その前に課題を解決する事が必要でした。

まずスピナーベイトのサイズ。
実はこの時、某メーカーからジグヘッドとワイヤーをくっつけた様な、スピナベもどき
が既に売られていたのですが、何か釣れる気がせず、購入はしていなかったのですが、
サイズの参考にはなりました。








そしてメイン改良となります。

ブレード部のワイヤーを切って短く(サイズダウン)し、ブレードはウィローリーフではなく、
トラウトの興味に合わせ、細かい回転と振動が伴う極小コロラドタイプのシングルへ変更。

ブレード色は地味系とし、シルバーの他、油性ペンでブラック、グリーンを塗り、
反射光量を抑える事としました。

また、ヘッド部の鉛をブレードとのバランスを考慮して削り、フックをトラウト専用の
大型に変更し、バーブレス化へと改良。

スカートは市販品を代用して短くカット&薄くし、ボリュームを下げてみました。

スカートの色は、白と黒、ナチュラルクリアーの3種類を用意してみました。



何度か風呂場にてバランスのテストを繰り返し、何とか思う様なものが出来ました。








そして、いよいよ大型もいて、この釣りが許されている釣り場へGO!

・・・見たこともないルアーだからなのか、反応は凄く良く、良く釣れましたが、
欠点は、やはり大きさと形から、フッキングが難しく、釣れてもヘッドの重さと、
フックの自由度の無さから、バラし連発。。。

あとは、やはりトラウトでのシンキングタイプの悩みですが、引き速度が速すぎる点。

軽く作ると、バランスが崩れ、引く時にスピナベが寝てしまうので・・・








また、場合によってはスレも早い上、

大きいルアーが速い速度で向かってくるので、
魚が逃げ回る事も多々・・・

ただ、少々固めのロッドで扱う事でコツが掴め、良く釣れました。
後日、フックを固定式から、ジョイント式へ改良して自由度を上げましたが、
今度はフッキングバランスが崩れ、釣る事の方が難しくなりました。

結果として、反応は良く釣れるけれども本当に必要か?という感じ・・・
相性は・・・すみませんが判断付かず。。。一応大型ばかりが釣れますが。


あと、ブレード側にアタックしてくるのか、ショートバイト風の
「ゴンっ!」という様な時も多くありました。

今思うと、スプーン、スピナーがメインのこの釣りでは、
そりゃ~そうでしょ~よ・・・


その後、作ったトラウト用スピナベは全て、数回の釣行ごとに、
大型の何者かの魚に切られて持って行かれ手元には無くなってしまいました。。。
作るのも面倒になり、初期作成以外は作ってなかったので・・・

スプーンの方が釣れるし・・・



ただこのルアーもやがて訪れる事になるレギュレーションの壁に行く先を閉ざされました。
それはスカート(ラバー)の問題です。ワームを含むゴム/シリコン系、
もしくはスピナベ自体の禁止も多くの釣り場で盛り込まれました。


ただ私個人としては、このレギュレーションの充実は今ではかえって良かっと思っています。

特殊な釣り方も確かに楽しいのですが、











まさに今感じているトラウトのクラシックな楽しみ方であるスプーンでトラウトに勝負する。

自分のテクニックや状況判断、そして釣果が素直に表れる、このスプーンの釣りこそが
私には一番楽しく、しっくりくるからであり、その中にスピナベの選択肢は今やありません。

語弊を恐れずいうならば、トラウトに関しては奇をてらったものからの卒業というところか?
※勿論、誤解が無い様、あくまで私個人の考えや気持ちである事を付け加わえておきます。


・・・などとかっこ良く言いつつも、実のところ私自身もスプーン同様に、
トップやクランク、ミノーは大好きで楽しいですし、良く遊んでいますから、
小さな意味でね。。。











スプーンというルアー1つだけを使って、様々に操作し、いかに魚を釣る事が出来るか・・・
とても深い・・・やはり、トラウトにはスプーンの巻き巻きがいいやね~。









さて、今回は寝床でスピナーベイトを触っていたら、何か懐かしく思い出され、
書いてみましたが、歳のせい!?(いや、まだまだ!)か・・・

その頃が既にセピア色の思い出となりつつあるサラリーマンでした。



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